民主党のやなぎだ稔でございます。平成二年の衆議院初当選以来、衆議院二期、参議院一期、今日まで、大変多くの方々にご支援を賜ってきました。心から感謝申し上げます。
この間、細川連立政権を創り、与党として活動したこともありました。二大政党を創り共に切磋琢磨し、政権を交替させることが、国民の為になると、私やなぎだ稔は、信じて政治を行ってきました。
さて、戦後六十年、日本の社会・経済等の、大改革は、待ったなしの状況です。
その一つが年金です。
先の国会において、年金法は、自民・公明両党の数の力により、強制的に質疑は打ち切られ、強行採決されました。
民主主義の最低限のルールは、少数意見も聞くというものです。それすらも守らない。言語道断というほかありません。
さて、今回の年金の内容ですが、具体的に、厚生労働省の発表した数値でお話します。
まず、60歳以上で、国民年金をいただいている方についてです。年々物価は上がっていくことから、同じ一万円でも、お金の価値は次第に減っていきます。そこで、将来の年金支給額を、現在のお金の価値に換算して、比べるとよくわかります。今の国民年金の支給額は、満額で六万六千円です。しかし、十年後は約六万一千円、五千円の減、十五年後は、約五万八千円、八千円の減となります。許せますか。
次に、60歳以上で厚生年金をいただいている方についてです。
今の年金支給額に対し、10年後には約7%の減、15年後には約11%の減、20年後には約13%の減と減り続けます。共済年金の皆様も同様です。これでいいのでしょうか。
今の現役組は更に大変です。
政府は、将来の現役世代の平均的所得に対し、年金50%を保障するといっています。しかし、50%保障というのは、年金支給開始の65歳時点だけです。たとえば、今50歳の人を例にとると、65歳で52%、75歳で45%、85歳で41%と減ります。いかがですか。
更に許せないことは、以上のような数値も含め、法案成立に不利な数値を、できるだけ隠そうとしてきたことです。極め付けが、将来の人口の推定の前提となる、合計特殊出生率1・29です。強行採決をし、年金法を成立させた後に発表しました。
このような年金改革を、断じて許すことはできません。年金改革をやり直せという方々は、私やなぎだ稔に、ご支援をお願いします。
次に、地方の現状についてお話します。政府は三位一体ということで、地方に対する財政支出を大幅に削減しました。その結果、地方は、財政上たいへん厳しい立場に立たされています。政府のツケを地方に回すというやり方を、早急にやめさせ、真の地方の自立を確立すべきです。その為には、地方で自由に使える自主財源として、約18兆円を国から地方へ渡し、同時に権限も渡す必要があります。
次に、イラクの多国籍軍への自衛隊参加という問題です。政府は今のイラク特措法の延長線上で、多国籍軍に参加するとしています。
私が一番心配するのは、自衛隊の海外派遣が、無制限に、なし崩しになるのではないかということです。少なくとも、国会において、必要な議論をすべきですし、シビリアンコントロールという大原則を守るためにも、国会の承認が必要だと考えます。
そういった最低限のルールまでも無視して、多国籍軍に自衛隊を参加させることには、私やなぎだ稔は反対です。
今、日本の進路、将来の生活等が大きく変わろうとしています。
弱肉強食、強いものはさらに強く、弱いものはさらに厳しくと、この日本は変わりつつあります。自立を基本に、共に助けあう心を再生すべきだと考えます。
私やなぎだ稔に是非ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。